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「大運河〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大運河の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
になったおかげで、それまでは、全く不可能とされていた、北氷洋とインド洋をつなぐ、大運河工事もできるようになり、また、土佐沖海底都のような大土木工事が成功し、それ....
上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
でほしいとの要求を上海にはなすまい。また、杭州の西湖は別として、楊州の通称西湖は大運河の名残りの川沼であり、南京の秦淮河は灌水の濠であり、そこに浮ぶけちな画舫ぐ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
コレラ病の流行だった。たとえば口にするも驚くべきことではあるが、一八二一年には、大運河と言わるる囲繞溝渠《いじょうこうきょ》の一部が、ちょうどヴェニスの運河のよ....
白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
僕は固より信用しはしないが、その精神には信頼すべきものがある。長城を築いたのも、大運河を掘ったのも、その精神の仕業だ。吾々は長城や大運河を軽蔑してもよろしいが、....
パラティーノ」より 著者:野上豊一郎
ことは明かである。彼はタルクィニィ家(エトルスクス族)二番目の王で、城廓以外に、大運河を開鑿したり、カピトリーノ殿堂を造営したりした。 しかし、タルクィニィ家....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
平野は政宗が家臣の領地にも与えなかった直轄の穀倉地帯であり、その産物を運ぶために大運河をほって北上川の河口を石巻にうつしたところを見ると、石巻を物産と運輸の要点....