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大道店
「大道店〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大道店の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「足迹」より 著者:徳田秋声
の立った通りなどもあった。賃餅の張り札や、カンテラの油煙を立てて乾鮭を商っている
大道店などが目についた。 やがて湯島の伯母の家の路次口に入って行ったのが、九時....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
たのを差上げます、味淋入れて味美う蒸します。」 「ははあ、栄螺の壺焼といった形、
大道店で遣りますな。……松並木を向うに見て、松毬のちょろちょろ火、蛤の煙がこの月....
「露肆」より 著者:泉鏡花
嶮な目をちょっと見据えて、 「ああいう親方が火元になります。」と苦笑。 昔から
大道店に、酔払いは附いたもので、お職人親方|手合の、そうしたのは有触れたが、長外....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
白粉首にも、桜木町の赤襟にもこれほどの美なるはあらじ、ついぞ見懸けたことのない、
大道店の掘出しもの。流れ渡りの旅商人が、因縁は知らずここへ茣蓙を広げたらしい。も....