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大鋸屑
「大鋸屑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大鋸屑の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「氷蔵の二階」より 著者:宮本百合子
須田の家まで房を送って来た。 四五日経って、房が氷屋の二階へ行った。 濡れた
大鋸屑《おがくず》が、車庫のような混擬土《コンクリート》の店先に散ばっていた。横....
「赤い貨車」より 著者:宮本百合子
る空の高みでぼやけはじめた。しかし、食料品販売所《コンムナール》では、床にまいた
大鋸屑《おがくず》を靴にくっつけて歩道までよごす節季買物の男女の出入が絶えない。....
「広場」より 著者:宮本百合子
は、今に雪が降るようになると辷ってころばないために、入口の段々のところからずっと
大鋸屑《おがくず》をまかれる。雪でしめらされ、群集の湿気でむされる
大鋸屑からは鼻....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
を背にして突っ立った。
小屋の横に、巨きな材木が枕木に横たわっているし、辺りに
大鋸屑が積もっているなどから見ても、これは木挽職人の寝小屋らしかった。
物音に....