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「大隅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大隅の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
い立て並べてありまして、此処《こゝ》は市ヶ谷｜長円寺谷《ちょうえんじだに》の中根大隅守様《なかねおおすみのかみさま》御出役《ごしゅつやく》になり、袴《はかま》を....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
《さや》ぐるみしっかと口にくわえて、あざやかな抜き手をきりながら、ご府内名うての大隅田川《おおすみだがわ》を一気にこちらまで泳ぎ渡ってまいりましたので、息をころ....
「地球を狙う者」より 著者:海野十三
ないままでボーイにたずねた。 「あれが火星研究で有名な轟博士でいらっしゃいます。大隅さんはご存知ないんですか」 そういわれてみると、僕はすぐ合点がいった。そう....
「地球盗難」より 著者:海野十三
となっているそうである――というようなことを陳べて、 「……これはきょう理学士の大隅青二先生から聞いた話なんだよ」 大隅理学士というのは東京の工業学校の理科の....
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
は信玄の腕を傷け、石火の如き三の太刀はその肩を傷けた。この時あわてて馳けつけた原大隅守虎義は傍にあった信玄の青貝の長槍をとって、相手の騎馬武者を突いたがはずれ、....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
焼き、兵火を利用して南下し、先鋒の塙団右衛門｜直之は、樫井に於て、浅野の先鋒亀田大隅と戦って敗死した。 団右衛門も名代の豪傑であるが、大隅も幽霊から力を授った....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
西上野先方衆や、朝比奈駿河守、岡部丹波守、すなわち駿河先方衆や、間宮武兵衛、伊丹大隅守、海賊係の人々は、その右側に控えていた。江間常陸守、入沢五右衛門、すなわち....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
屈男にとっては、名もなき陪臣の二人や三人、問題とするところでない。目ざす対手は、大隅、薩摩、日向三カ国の太守なる左近衛少将島津修理太夫です。 「びくびく致すな、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
舞いに出るようなことがあったら、ただいま弊邸は人少なではあるが、かねがね修理太夫大隅守の申し付けて置いた趣もあるから、その際は先鋒を承って死力を尽くしたいと申し....
「連環記」より 著者:幸田露伴
の女であったのか、今は更に知れぬことであるが、右衛門が赤染を名乗ったのは、赤染｜大隅守時用の子として育ったからである。然るに歌人として名高い平兼盛が、其当時、生....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
と手を捩上げますると、 島「ウーム、負けろ／＼」 文「分ったか」 島「大隅明へ……」 文「その大隅明と申すのは其許の名か」 と指さし致しますると、....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
は、宝暦から明和安永へかけての名与力として謳われて、曲淵甲斐守や依田和泉守や牧野大隅守というような、高名の幾人かの町奉行から「部下」として力にされたばかりでなく....
「美音会」より 著者:佐藤垢石
している人が柳沢伯だ。痩躯に薄茶の背広を着け、赤靴をはいた貴公子だ。 いよいよ大隅の娘景清が始まった。聴衆鳴りを鎮めて、一心に大隅の幅広い顔を見る。この人は一....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
の多※島守は彼の前官たる太宰主神よりは高官である。のみならず彼は道鏡の死後直ちに大隅守に栄転している。これが何の貶謫であろう。何の左遷であろう。ここにこの問題に....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
意気地のない奴でござります、虚誕はなかなか申しませぬ、お上人様、大工はできます、大隅流は童児の時から、後藤立川二ツの流義も合点致しておりまする、させて、五重塔の....