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「大青〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大青の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
のである。「お嬢さんたち」の人形に手をつけていたのである。 一人の百姓が皇子の大青綬章《だいせいじゅしょう》に手をつけた所を見るロシア女帝の顔も、おそらくそれ....
南国太平記」より 著者:直木三十五
相、右旋――火焔直上」 と、叫んで、合掌した。 「火焔の相を象耳に、火焔の色を大青宝色に、火の香気を優鉢羅《うばら》華香に、火の音を、天鼓になさしめ給え。南無....
仲々死なぬ彼奴」より 著者:海野十三
泣き声が耳に入らぬではなかったが、明日にさし迫った大熊老人の葬儀に供えるための、大青竹の花筒を急造したり、山のように到着した榊や花を店前に下ろしたり、それに続い....
三国志」より 著者:吉川英治
って、華雄の首を引ッさげ帰り、お後で頂戴いたしますから」 と、八十二斤と称する大青龍刀を横ざまに擁し、そこにあった一頭の馬をひきよせ、ぱっと腰を鞍上へ移すや否....
三国志」より 著者:吉川英治
あらわれた一人の大将は漆艶のように光る真っ黒な駿馬にうちまたがり、手に八十二斤の大青龍刀をひっさげ、袁術のまえに立ちふさがって、 「これは予州の太守|劉玄徳が義....
三国志」より 著者:吉川英治
くも混戦になった。 「そこにあるは、王忠ではないか。なんで楯のかげばかり好むぞ」大青龍刀をひっさげながら、関羽は馬を乗りつけて、敵の中軍へ呼びかけた。 王忠も....
三国志」より 著者:吉川英治
の姿を、偃月刀の下に見おろしたのであった。 けれど、関羽は、折角、振りかぶった大青龍刀を、なぜか、敵の頭に下さなかった。 そして、 「あら無残。早々、馬を乗....
三国志」より 著者:吉川英治
か、徐晃」 関羽が左の臂の矢瘡は、いまは全く癒えたかに見えるが、その手に偃月の大青龍刀を握るのは、病後久しぶりであった。 「徐晃はお避けなさい」 関平は諫め....