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大高源吾
「大高源吾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大高源吾の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
十二日、十三日には、煤掃き用の笹竹を売りに来る。赤穂義士の芝居や講談でおなじみの
大高源吾の笹売りが即ちそれです。そのほかに荒神《こうじん》さまの絵馬を売りに来ま....
「寺坂吉右衛門の逃亡」より 著者:直木三十五
一 「肌身付けの金を分ける」 と、内蔵之助が云った。
大高源吾が、風呂敷包の中から、紙に包んだ物を出して、自分の左右へ 「順に」 と....
「口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
伊勢詣りの帰りと見える熊公、がらっ八といった二人伴れが、いかにもそれらしい拵えの
大高源吾と、赤垣《あかがき》源蔵《げんぞう》なのだった。 と思うと、中庭をへだ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の抱え梅川《うめがわ》じゃ。 槌は只今藁を打ったり土を砕いたり専ら農工の具で、
大高源吾が吉良《きら》邸の門を破ったり、弁慶が七つ道具に備えたりくらいは芝居で見....
「四十八人目」より 著者:森田草平
徒であり、後者は堀部安兵衛、奥田孫太夫などの在府の士、並びに関西では原総右衛門、
大高源吾、武林唯七らの人々であった。その争いが烈しくなるにつれて、前者は後者を罵....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
ものなるを無念のことにおぼゆ」といえり。蕪村の俗人ならぬこと知るべし。蕪村かつて
大高源吾より伝わる高麗《こうらい》の茶碗というをもらいたるを、それも咸陽宮の釘隠....
「濞かみ浪人」より 著者:吉川英治
、一も二もなく、そう云ってくれた人の好意がうれしかった。 その人は、御腰物番の
大高源吾であった。源吾はいつも、御用部屋にいながらそこに同化していない数右衛門を....