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天つ
「天つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天つの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
女の扇を持った手である。元老は当日羽衣を勤めた。「そして、(富士の高嶺幽になり、
天つ御空の霞にまぎれ、)という処じゃ、小父さんの身体が、橋がかりの松の上へすっと....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
)頃に神田三河町の家を出た。ほかの子分たちも高輪まで送って来た。この頃は毎日の晴
天つづきで、綿入れの旅はもう暖か過ぎるくらいであった。品川の海の空はうららかに晴....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いました処が、このお話の安政元年、六月十一日の明け六ツ過ぎに突然爆発しました。炎
天つづきで焔硝が乾き過ぎたせいだとも云い、何かの粗相で火薬に火が移ったのだとも云....
「水の女」より 著者:折口信夫
ば・うば)神の信仰の元にもなる。 大嘗の中臣天神寿詞は、飲食の料としてばかり、
天つ水の由来を説いているが、日のみ子宿禰が天神寿詞を奏したと伝えている。貴種の出....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
日にきゆる峯の秋霧 朝ぼらけ霧のはれ間のたえだえにいくつら過ぎぬ
天つ雁がね 霧うすき秋の日影の山の端にほのぼの見ゆる雁のひとつら....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
て下さい。………(大げさな身振りで朗詠する) 見よ、さやけくも世界はひらけ………
天つ日は、今ふり注ぎ この郷は、いずこの国か 草も木も、恵みに溢れ……… とたん....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
「我が国開闢以来君臣の分定まる。臣を以て君となす事は未だかつてこれあらざるなり。
天つ日嗣は必ず皇緒を続げよ。無道の人は早く掃除すべし」と伏奏した。これが果して神....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
た歌の趣にしているのは契沖以来の説である。 ○ ひさかたの
天つみ空に照れる日の失せなむ日こそ吾が恋止まめ 〔巻十二・三〇〇四〕 作者不詳 ....
「紫大納言」より 著者:坂口安吾
せぬか」大納言を睨み、刺した。「月の国の仕返しを受けますよ」 「ワッハッハッハ。
天つ乙女の軍勢が攻め寄せて来ますかな。いや、喜び勇んで一戦に応じましょう。一族郎....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
かこそこそ言っていたが、その話かも知れないね。」 次郎はやけに草を引きぬき、旱
天つづきでぼさぼさした畑の土を、あたりの青い菜っ葉にまきちらした。それは、道江や....
「おさん」より 著者:太宰治
はもう出発ということになりました。一刻も早く、家から出て行きたい様子でしたが、炎
天つづきの東京にめずらしくその日、俄雨《にわかあめ》があり、夫は、リュックを背負....
「やんぬる哉」より 著者:太宰治
よかった。この地方に於いて、それがもう最後の秋晴れであった。あとはもう、陰鬱な曇
天つづきで木枯しの風ばかり吹きすさぶ。 「実はね、」と医師はへんな微笑を浮べ、「....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
のうえ、定めの場所へ御参集を願います。 私たちのボウトは第二号艇である。 曇
天つづき。 寒いので、まだ甲板ゴルフも輪投げもテニスもはじまらない。雑談と喫煙....
「建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
って遂げられたことになっているが、これは天上における皇祖としての日の神の皇都が「
天つ日嗣」をうけられた皇孫によって地上のヒムカに遷され、それがまた神武天皇によっ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
子、爾の栄を現わさん為に、爾の子の栄を顕わし玉え」
の祈は彼の口を衝いて出た。
天つ日の光に玉とかがやかば
などか惜まん露の此の身を
草....