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天の火
「天の火〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天の火の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「初めて見たる小樽」より 著者:石川啄木
なかった。 八月二十五日夜の大火は、函館における背自然の悪徳を残らず焼き払った
天の火である。予は新たに建てらるべき第二の函館のために祝福して、秋風とともに焼跡....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
は可なりある。 ○ 君が行く道の長路を繰り畳ね焼き亡ぼさむ
天の火もがも 〔巻十五・三七二四〕 狭野茅上娘子 同じく続く歌で、あなたが、越....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
心をしずめてお聞きとり下さい。……そもそもアルプスの山神と申しまするは、その昔、
天の火を盗んだ百罰として、コウカサスはエルブルュスの巓《いただき》につながれまし....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
前の勝手に名づけるが好い。
己はそれに附ける名を知らない。
感じが総てだ。
名は
天の火を罩む
霞と声とに過ぎない。
マルガレエテ
あなたの仰ゃる事は皆美....
「三国志」より 著者:吉川英治
を集め、烏林のご陣へお手伝いに参らんものと、これまで来たところ、昨夜来の猛風と満
天の火光に、行軍を止め、これに差し控えて万一に備えていたわけです」 曹操は大い....