天の美禄[語句情報] »
天の美禄
「天の美禄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天の美禄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜の靴」より 著者:横光利一
だが、しばらく芸術品から遠ざかっていた近ごろの生活中、一点ぽとりと滴り落ちて来た
天の美禄を承けた気持ちで、日ごろ眼にする山川は私の眼から消え失せた。美を感じる歓....
「火傷した神様」より 著者:田中貢太郎
と云う者もあれば、 「そこが酒だよ、酒をめしあがりゃ、寒いも暑いもないさ。酒は
天の美禄だと云うじゃねえか」 と云うようなことを云って笑う者もあった。さて来宮....
「味を知るもの鮮し」より 著者:北大路魯山人
好まなければ、なんの価値もないのである。 他人が愛飲する酒の如きは、人によって
天の美禄でもあり、百薬の長ともなるが、好まざる者には無価値である。煙草などもその....