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天の羽衣
「天の羽衣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天の羽衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水の女」より 著者:折口信夫
あったのである。 七処女の真名井の天女・八処女の系統の東遊天人も、飛行の力は、
天の羽衣に繋っていた。だが私は、神女の身に、羽衣を被るとするのは、伝承の推移だと....
「白い鳥」より 著者:楠山正雄
いで行ったものに違いない。するとあの八|人の少女たちは天女で、これこそ昔からいう
天の羽衣というものに違いない。」 こう独り言をつぶやきながら、そっと羽衣を一|....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
。」 「天から降って来たのよ。もうお忘れなすったの。そんなぺらぺらな着物、まるで
天の羽衣みたいだって、あちらで、なんども仰言ったじゃないの。」 「ああ、
天の羽衣....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
美しい夜じゃ。天人達は、空を飛ぶ月の車に乗ってこの現し世に舞い下りて来るのじゃ。
天の羽衣を持ってこの現し世に舞い下りて来るのじゃ。 文麻呂 お爺さん! 合唱 ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
のカミシモは、この服装より起こりしならんとの説あり。また、わが昔話の三保の松原の
天の羽衣は、フィリピン人の服を見て想像をえがきたるものならんとの説あり。物を運ぶ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
る凜々とした、たるみのない統一力によってである。 ゆふされば秋かぜ涼したなばたの
天の羽衣たちやかふらむ 夕されば秋風さむしわぎもこがとき洗ひ衣ゆきてはやきむ ....