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天下一統
「天下一統〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天下一統の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
後を承けて奥州大半を虜掠したとあってみれば、曩祖頼義・義家の正嫡を承けて、すでに
天下一統の形勢にある彼れ頼朝たるもの、いかんぞその臥榻の傍において、この夷人の鼾....
「三国志」より 著者:吉川英治
漢帝の宮中は、頽廃と内争で乱脈をきわめていて、地方へ兵をやるどころではなかった。
天下一統の大業を完成して、後漢の代を興した光武帝から、今は二百余年を経、宮府の内....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
と慨嘆し、終りに、 花山桃林さびれつつ 牛馬は華洛に遍満し 非職の兵仗流行りにて
天下一統珍しや 御世に生まれて様々の 事を見聞くぞ不思議なれ 京わらんべの口遊み....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
す炎の柱になり出した。――その中天には、寒烈一月十日の、月があった。 ここわづか
天下一統して 朝恩にほこりし月卿雲客 さしたる事もなきに 武具もたしなみ 弓馬を....