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天下人
「天下人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天下人の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
あった。然るに宗湛は夫れをさえ、情なく断わって了ったのである。 併し、名に負う
天下人が、一旦所望したからは、いかに宗湛が強情でも遂には命に従わなければならない....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
治家たらんと熱する者ありとせよ、なにゆえに政治家たらんと熱するかと聞かば、必ずや
天下人心の腐敗《ふはい》とか、政党|宜《よろ》しきを得ぬとか、ひととおり何人《な....
「血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
、舞え! 伴作々々鼓を調べろ!」 またも秀次は喚き出した。 「……何を恐れる!
天下人だぞ! 何を遠慮する、関白だ! 一天四界俺の物だ! 何を怯える、石田、増田....
「新撰組」より 著者:服部之総
入り奉り候。大樹公攘夷の為|暫《しばら》く洛陽に御滞留遊ばさるべき旨御沙汰に付、
天下人心安穏に相成り候ところ、はからず明二十三日御下向の趣承り、天下の安危此時に....
「三国志」より 著者:吉川英治
い凡庸です。周都督のご遺言といい、君命もだし難く、一応おうけ致したものの、決して
天下人なきわけではありません。ぜひ、孔明にも勝るところの人物を挙げてその職にあた....