天井知らず[語句情報] » 天井知らず

「天井知らず〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天井知らずの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
狂人は笑う」より 著者:夢野久作
したとしますかね。いいですか。そこで何でも彼でも良いお茶良いお茶と金に飽かして、天井知らずに珍奇なお茶を手に入れては、それを自慢にして会合を催したり、ピクニック....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
、三日で、品川の海から、米船が、ぞくぞくとはいって来るわけ――これで、江戸表の、天井知らずに騰《あが》っている米価が、ずうんと下るは必定――その上、施米《せまい....
昔の火事」より 著者:宮本百合子
へ入りこんだ。そして穴の成りゆきを観察し、掘っている連中の手元を監視した。骨董は天井知らずの価になって来ている。この間も、支那の骨董を種に何百万円かの詐欺がばれ....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
チャンまで。タタキ潰せよフレ――やフレーと。お賞めなされて下さるならば。私の喜び天井知らずじゃ……チャカチャカポコポコポコポコチャカチャカポコポコ…… ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に小カブ一つよ。葱ですと、二本です。やって行けなくはあるが、其しもやはり土台で、天井知らずのものしかないというのは生活の安定性がなくてやり切れないらしく、北多摩....
不在地主」より 著者:小林多喜二
ったりする百姓が一人でもいるか。どうして、どうしてだ。 三年前に、青豌豆の値が天井知らずに飛び上ったことがある。知ってるな。和蘭が不作のために、倫敦から大口の....