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「天児〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天児の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
とお答え申しました。 大神はそれをお聞きになりましてご安心なさいました。そして天児屋根命、太玉命、天宇受女命、石許理度売命、玉祖命の五人を、お孫さまの命のお供....
石狩川」より 著者:本庄陸男
て、力を入れて云うのであった、「なかなか、どうして――おそれ多くもわが祖は、遠く天児屋根《あめのこやね》の命《みこと》にあり、命の二十二代は大織冠《たいしょくか....
十二支考」より 著者:南方熊楠
一、二例を挙ぐると、『古事記』に、天孫降下の折随い参らせた諸神を列《つら》ねて、天児屋根命《あまつこやねのみこと》は中臣連《なかとみのむらじ》等の祖などいった内....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
、我国の御守護神であらせられる邇々藝命様を始め奉り、邇々藝命様に随って降臨された天児屋根命、天太玉命などと申す方々も、何れも皆そうした生神様で、今も尚お昔と同じ....
源氏物語」より 著者:紫式部
いのである。乳母《めのと》と少将という若い女房だけが従って行くのである。守り刀、天児《あまがつ》などを持って少将は車に乗った。女房車に若い女房や童女などをおおぜ....
源氏物語」より 著者:紫式部
ちの交流があたたかい友情までも覚えさすことになった。女王は子供好きであったから、天児の人形などを自身で縫ったりしている時はことさら若々しく見えた。日夜を若宮のた....
人形の話」より 著者:折口信夫
)貴い人の寝ている傍についているものである。これは形式である。もと「あまがつ」(天児)というものがあって貴い人の寝間にあって守っていると考えているが、これは寝て....
火傷した神様」より 著者:田中貢太郎
に縁古のある土地であった。路の左側に石の華表のある社は、河津八幡宮で、元の祭神は天児屋根命であったが、後に河津|三郎祐泰及びその子の祐成、時致の三人を合祀したも....
五重塔」より 著者:幸田露伴
ば創められし天の目一箇の命、番匠の道|闢かれし手置帆負の命彦狭知の命より思兼の命天児屋根の命太玉の命、木の神という句々廼馳の神まで七神祭りて、その次の清鉋の礼も....