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「天台大師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天台大師の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
何回も何回も読みこなして、それに一つの体系を与えました。その最高の仕事をしたのが天台大師であります。天台大師はこの教学の時代に生まれた人です。天台大師が立てた仏....
十二支考」より 著者:南方熊楠
下とするは極めて道理なり。『嬉遊笑覧』に『遠碧軒随筆』を引いて、庚申の三猿はもと天台大師三大部の中、止観《しかん》の空仮中の三諦を、不見《みざる》、不聴《きかざ....
親鸞」より 著者:三木清
的なわれがかえって全体的なわれであるともいい得るであろう。 機という字は普通に天台大師の『法華玄義』に記すところにしたがって、微・関・宜の三つの意味を有すると....
法然行伝」より 著者:中里介山
質が賢く、聖人の様である。ややもすれば西の方の壁に向っている癖《くせ》があった。天台大師の子供の時分の行状によく似ている。 父の時国の先祖をたずねると、仁明天....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
りはなされて今様になったりしたような歌謡方面からの影響かも知れない。恵心僧都作の天台大師和讃の発端、 帰命頂礼大唐国 天台大師ハ能化ノ主 仏ノ使ト世ニ出テ 一乗....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
す。まず元祖の釈尊が工夫し出された「四諦」「十二因縁」の法をはじめ、支那へ来ては天台大師の天台宗の教義とか、達磨大師の禅法とかいうものであります。日本では平安朝....