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天台座主
「天台座主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天台座主の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道祖問答」より 著者:芥川竜之介
。身は、傅《ふ》の大納言《だいなごん》藤原道綱《ふじわらみちつな》の子と生れて、
天台座主慈恵《てんだいざすじえ》大僧正の弟子《でし》となったが、三業《さんごう》....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
ざね》の娘|玉日姫《たまひひめ》と宗祖の結婚がはじまりで、しかも宗祖は関白の弟、
天台座主《てんだいざす》慈円の法弟であったのだから関係は古い。ごく近くでは、光瑞....
「法然行伝」より 著者:中里介山
七カ条の起請文《きしょうもん》を作り、門下の主立てるもの八十余人の名を連署して、
天台座主僧正に差出した。 その署名した師弟の名は、 元久元年甲子十一月七日....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
兼実は文治二年から建久七年まで摂政関白であり、良経もその間に内大臣になり、慈円も
天台座主に上ったが、兼実は剛毅で、後白河院の丹後局という女傑の反感を招いたため、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ほとんど表面に出ていなかった。 それというのも。 二十歳にして(今、二十四)
天台座主の任に就かれ、去年、座主を御弟の尊澄法親王に譲られた後も、叡山大塔の住を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
にまでなっている。 この準備は、昨今のことではない。――宮が、叡山第百十六世の
天台座主として山入りされた三年前からの奨励だった。 それも山門大衆の訓練にとど....