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天地玄黄
「天地玄黄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天地玄黄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
付こうと思って首をねじると、尻尾も同じ間隔をとって、先へ馳《か》け出す。なるほど
天地玄黄《てんちげんこう》を三寸|裏《り》に収めるほどの霊物だけあって、到底吾輩....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
至上に立つロマンティシズムを気弱だと評した。そして鉄幹は、三十年に発表した詩集『
天地玄黄』で、戦勝日本に漲った民族の意識を代表し、新たにうちしたがえられたと思わ....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
業革命が躍進させられたという社会事情がひそんでいる。 一八九七年に鉄幹の詩集『
天地玄黄』が、アジアにおける侵略者としての、日本の最初の勝利のうたい手としてあら....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
が?――途方もねえ吠え方をして、何を感ずりゃあがった」
「そら、千字文の初めに、
天地玄黄、とあらあな。源公」
「何を云やあがる、そりゃ、論語の初めだあな」
「糞....