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天地開闢
「天地開闢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天地開闢の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
来ないというのは、主峰をつつむ常住不変の大雲塊があるからだ。うごかぬ雲、おそらく
天地開闢以来おなじままだろう雲――。およそ雲といえば流動を思う読者諸君は、ここで....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
うのは明かにパラドックスである。しかるにこのパラドックスを道破《どうは》した者は
天地開闢《てんちかいびゃく》以来吾輩のみであろうと考えると、自分ながら満更《まん....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
高きには天と名づくる何物もなく、下には地と呼ぶ何物もなかったときに、』すなわち、
天地開闢以前に、カルデアの神話に従えば『ただこれらの父なるアプスー(Apsu 大....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
子孫蝦夷の管領となったと云っております。その後裔なる秋田実季の如きは、自分の家が
天地開闢以来の旧家だということを以て、家の誇りと致しているのであります。この系図....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
始以来の天地万物にして、別に造物主ありて創造せるにあらず。この無始無終説は仏教の
天地開闢説にして、今日の学術もまたこの理を証立するに至る。かの物質不滅、勢力恒存....