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天帝釈
「天帝釈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天帝釈の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道祖問答」より 著者:芥川竜之介
かわらず》呟くような、かすかな声で、
「清くて読み奉らるる時には、上《かみ》は梵
天帝釈《ぼんてんたいしゃく》より下《しも》は恒河沙《こうがしゃ》の諸仏菩薩まで、....
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
山王《ひよしさんおう》、王子《おうじ》の眷属《けんぞく》、総じては上《かみ》は梵
天帝釈《ぼんてんたいしゃく》、下《しも》は堅牢地神《けんろうじしん》、殊には内海....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
わが先祖《おおおや》ここに地下《ちのした》に黄金《こがね》を埋ずめ給いてより、梵
天帝釈《ぼんてんたいしゃく》、天の神、地の神、暗の財宝《たから》を守り護り給うて....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
は※陟馬《カンタテム》王で悉達《しった》太子これに乗って宮を脱れ出た。前生かつて
天帝釈だった由(『六度集経』八)。欧州で馬に名づくる事よほど古く、ジケアてふ牝馬....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
したが》って往き、南海の辺《あたり》に到りければ、いたずらに日月を送るほどに、梵
天帝釈大王の殺生を恐れて国を捨て、猿猴の恩を知って南海に向う事を憐れと思して、小....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
一 「夫《そ》れ謹み敬いて申し奉る、上は梵
天帝釈《ぼんてんたいしゃく》四大天王、下は閻魔法王五|道冥官《どうみょうがん》、....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
ほかに法隆寺なども、有力な一派をなしていたに相違ない。この室には塑像の四天王や梵
天帝釈や、五重塔内の塑像などが出ているが、少なくともこの塑像と四天王とには共通の....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
四恩鈔」に父母の恩を説いて、「今生の父母は我を生みて法華経を信ずる身となせり、梵
天帝釈四大天王、転輪聖王の家に生れて、三界四天を譲られて、人天四衆に恭敬せられん....