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「天平勝宝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天平勝宝の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
宮に催されるものであるという。 さらに案内記を調べると、今より一千一百余年前の天平勝宝年間に満巻上人という高僧が箱根権現の社に留まっていた。湖水の西の淵には九....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
麿の歌より前だとすると、人麿に影響したとも取れるが、この歌をはじめて聞いたのは、天平勝宝四年二月二日だとことわってあるから、その辺の事情は好く分からない。 ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
をたて、コマ明神とあがめ、郡中に凶事があるとこれに祈った。長子家重が家をついだ。天平勝宝三年に僧勝楽が死んだ。弘仁と其の弟子の聖雲とが遺骨を納めて勝楽寺をたてた....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
くり返してさまざまの災厄に苦しめられたが、なお彼は日本渡来の願望を捨てなかった。天平勝宝五年秋に至って、入唐大使藤原清河、副使|大伴胡麿、吉備真備などが、揚子江....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
られる傾きがあるので、自然その職を襲ぐを忌み、怠り勝ちになったものらしい。そこで天平勝宝四年二月に至り、彼らの旧籍帳を尋ねて、前の如くその職業によって使役するこ....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
がよく出ている。 いやそれよりも愉快なのは、当時(約千二百年前)――聖武天皇の天平勝宝何年のころ、すでに今でいう公務員であったそれらの写経生たちが、ストをやっ....