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天府
「天府〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天府の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「賭博の負債」より 著者:田中貢太郎
と、黄いろな服の男は袋から軸になった物を出した。張が取って見ると、「泰山主者、金
天府に牒す」と書き、その三行目に、「財を貪り、殺を好む前の徳化県の令張某」として....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
トイウ男ガ来テ居タカラ、近附《ちかづき》ニナッタガ、ソノ男ガ云ウニハ、オマエ様ハ
天府ノ神ヲ御信心ト見エマスガ、左様デ御座リマスカト云ウカラ、年来妙見宮ヲ拝ストイ....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ます。それを両方とも大学へお下げを戴いた、私は非常に喜んだのであります。その後振
天府に入れてありました西蔵の一切経、これも要るなら下げてやろうということでこれも....
「三国志」より 著者:吉川英治
たり、南方とは、貿易を営むの利もあり、北方からも、よく資源を求め得るし、いわゆる
天府の地ともいいましょうか。――加うるに、今、あなたにとって、またとなき僥倖を天....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
合軍が北京入城の日であった。日本軍は朝陽門より守備兵の抵抗を排除して先ず入城、順
天府署に警務所を設け、当時公使館附武官であった柴五郎大佐が警務長官となった。 ....