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天探女
「天探女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天探女の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
分これと異《ちが》い爺と媼と姫を鎮守祠に詣らせんとて、駕籠《かご》買いに出た跡に
天探女《あまのじゃく》来り、姫を欺き裏の畑へ連れ行きその衣服を剥ぎ姫を柿の木に縛....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
左、左と云えば右で、何でも人の言う通りにした事がない、――そりゃ強情ですよ」
「
天探女《あまのじゃく》でしょう。叔父さんはあれが道楽なのよ。だから何かさせようと....
「夢十夜」より 著者:夏目漱石
蹄の跡《あと》はいまだに岩の上に残っている。鶏の鳴く真似《まね》をしたものは
天探女《あまのじゃく》である。この蹄の痕《あと》の岩に刻みつけられている間、天探....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
たいのです。
さあ、おいでなさい。ここを抜けて行きましょう。
ファウスト
天探女だなあ。好いわ。どこへでも連れて行け。
だが随分気の利いた遣方だと思うよ。....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
いと思う。今まではつまりその練習が試みられなかっただけである。 青竹の昇天も、
天探女の中言も、それぞれにこうなって来る順序はあったのだが、それよりも瓜と蔓物の....