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天数
「天数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天数の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
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「文学以前」より 著者:豊島与志雄
理石の欄干をめぐらした三重の丘壇で、各丘壇毎に九つの階段をのぼって、壇上に出で、
天数に応じた九つの敷石をふんで、中央の円形の大敷石に達する。 その中央の敷石の....
「北支点描」より 著者:豊島与志雄
帝を祭られた所で、その壇の円形は天円地方の義に則り、壇上の敷石や欄干や階段などは
天数に応じて九の数が選ばれている。それらのことが、ただ圜丘のみで他に何の建造物も....
「三国志」より 著者:吉川英治
は、泗上の一|亭長から、身を興し、四百年の帝業を創てた。しかし、漢室の末、すでに
天数尽き、天下は治まらない。わが家は、四世三公を経、百姓に帰服され、予が代にいた....
「三国志」より 著者:吉川英治
はせず、かえって、乱世の奸雄たる本質をあらわして簒虐をたくらむ。――思うにご辺は
天数循環の歴史を、現実の一人間の野望に附加して、強いて理由づけようとしておられる....
「三国志」より 著者:吉川英治
けた。 読んでみると、 左龍右鳳 |飛入 |鳳雛墜地 |臥龍昇天 一|得一|失
天数如然 |宜帰 |勿 「上人。……蜀は勝つでしょうか」 「定業のがれ難し、じゃ....
「三国志」より 著者:吉川英治
旨を聞かせてもらいたい」 李意は、膠もなく云った。 「それは分りません。すべて
天数――すなわち天運ですから」 「翁は、その
天数にくわしいと承る。ねがわくば易を....
「三国志」より 著者:吉川英治
おこう。なお聞け孔明、なんじは魏の大帝をさして暗にそのことばをなすのであろうが、
天数は変あり、徳ある人に帰す。桓帝、霊帝このかた、四海わかれて争い、群雄みな覇王....
「三国志」より 著者:吉川英治
て直しもききますが、今日の変は、要するに、丞相孔明が逝かれた後の万事の帰着です。
天数の帰結です。もういけません。呉へ奔るも愚策、南方に蒙塵あるも、何もかも、唯、....