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天文方
「天文方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天文方の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
は大老水野越前守、町奉行勘定奉行鳥居甲斐守、松平|美作守《みまさかのかみ》支配、
天文方見習御書物奉行兼帯渋川六蔵、甲斐守家来本庄茂平次、金座お金|改《あらため》....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
よりの東風《こち》が吹いているからなんです。嘘だと思うなら、浅草の測量所へ行って
天文方のお日記を見ていらっしゃい。東東微南と書いてあります。というのは、じつは手....
「和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
益々その研究を進めた。これがためにわが国の暦学は一大革新を遂げたが、幕府は江戸の
天文方がよくなすなきをもって、これを召し出してそのことに当たらしめたのである。こ....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
もので、また教授もしているが、これもその関係からである。 幕府及び諸藩に追々と
天文方を置いたり、また算学師範を任命して数学を教授させたりしたことも数学の発達を....
「三国志」より 著者:吉川英治
げたのだろう。間もなく、司馬懿の耳にも入っていた。 折ふし司馬懿の手もとには、
天文方から今夕観測された奇象を次のように記録して報じて来たところだった。 ――長....