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天柱
「天柱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天柱の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
尺、劫初《ごうしょ》の昔から間断なく、高圧力を加えられても、大不畏《だいふい》の
天柱をそそり立《たて》ている。山下の村人に山の名を聞くと、あれが蝶ヶ岳で、三、四....
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
道の左右に叢々たる竹藪が多くなってやがて、二つの小峯が目近く聳《そび》え出した。
天柱山に吐月峰《とげっぽう》というのだと主人が説明した。私の父は潔癖家で、毎朝、....
「死体の匂い」より 著者:田中貢太郎
死体の匂い 田中貢太郎 大正十二年九月一日、
天柱|拆け地維欠くとも言うべき一大凶変が突如として起り、首都東京を中心に、横浜、....
「静岡地震被害見学記」より 著者:寺田寅彦
ない。地震が少し早く来過ぎたのかもしれない。 この岸壁だけを見ていると、実際|
天柱は摧け地軸も折れたかという感じが出るが、ここから半町とは離れない在来の地盤に....