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天河
「天河〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天河の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「インドラの網」より 著者:宮沢賢治
《せんすい》のようなものが大へん光が弱くなりそこの空は早くも鋼青《こうせい》から
天河石《てんがせき》の板《いた》に変《かわ》っていたことから実《じつ》にあきらか....
「春昼」より 著者:泉鏡花
におとろえて幽閉されたと言うので、鎖阿甄。とあって、それから、 夢入家門上沙渚、
天河落処長洲路、 願君光明如太陽、 妾を放て、そうすれば、魚に騎し、波を※って....
「虹の絵の具皿」より 著者:宮沢賢治
ンカチンと鳴りました。それは鳴るはずだったのです。りんどうの花は刻《きざ》まれた
天河石《アマゾンストン》と、打《う》ち劈《くだ》かれた
天河石《アマゾンストン》で....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
上彦四郎義光が来て、切に、ご短慮をいさめ、宮を初めわが子義隆をも、たって南谷から
天河方面へ落ちのびさせた。 そして彼は、二天門の上にのぼった。 落ちてゆく、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
奥地、賀名生へ逃げ落ちられたあとなのだ。 賀名生は古くは穴生ともいい、十津川、
天河の郷民はなお純朴そのものだった。かねてから南朝に心をよせていたそれらの山党は....