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天津神
「天津神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天津神の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
あるまじき事。 右の条々、謹んで相守り申すべく候。もし違乱に及び候わば、八百万の
天津神、国津神、明らかに知ろしめすべきところなり。よって、誓詞|如件。」 信州、....
「火傷した神様」より 著者:田中貢太郎
一
天津神国津神、山之神海之神、木之神草之神、ありとあらゆる神がみが、人間の間に姿を....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
とごとく蹟を所謂「日本民族」中に没してしまったのである。我が「日本民族」は、実に
天津神の後裔たる天孫民族と、これに同化融合した国津神の後裔とが、相倚り相結んで成....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
ずるに我が天孫民族の国家の発展は、「豊葦原の瑞穂国を安国と平けく治ろしめせ」との
天津神の依ざしを受けたものだとの、確乎たる信念のもとに行われた。したがって先住民....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
く笑ってすます程度のものではあるが、これを民族上より観察すれば、我が国において、
天津神の系統と国津神の系統とが、渾然融和して区別なきに至った道筋を示すものとして、尊重せねばならぬものではあるまいか。....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
のの後裔に多く存する事を示したものと解せられる。 我が神代の古伝説によっても、
天津神系統の天孫民族は現界を掌り、国津神系統の先住民族は、幽界の事を掌ると信ぜら....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
上げましょう。
ちよろづの星をやどして流れける
ブラフマ川や天津川かも
天津神まします国のヒマラヤは
ブラフマ〔(清浄天)〕川の上にかがやく
....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
してよろしい。我が日本の国には、神様に天神・地祇という区別がありまして、すなわち
天津神・国津神ですが、その
天津神とは高天原の神様、すなわち天孫民族の祖神と仰ぐ神....