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「天漢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天漢の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
李陵」より 著者:中島敦
一 漢《かん》の武帝《ぶてい》の天漢《てんかん》二年秋九月、騎都尉《きとい》・李陵《りりょう》は歩卒五千を率い、....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
に慌てたが、今さら甕のなかへ帰ろうにも帰られないので、正直に答えた。 「わたしは天漢の白水素女です。天帝はあなたが早く孤児になって、しかも恭謹の徳を守っているの....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
のは、「今夜逢へるかも」という句にあったのだが、この句は、巻十(二〇四九)に、「天漢川門にをりて年月を恋ひ来し君に今夜逢へるかも」というのがある。 なお、この....
水の女」より 著者:折口信夫
冠らせるようにもなった。 地上の斎河に、天上の幻を浮べることができるのだから、天漢に当る天の安河・天の河も、地上のものと混同して、さしつかえは感じなかったので....
空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
葉集の歌らしいわ。読みますよ。お二人とも聞いていて頂戴。――牽牛と織女と今夜逢ふ天漢内に波立つなゆめ……」 「天漢内に……」 清川の声が聞えた。 「それじゃ、....