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天然資源
「天然資源〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天然資源の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ロンドン一九二九年」より 著者:宮本百合子
した。戦時中アメリカが集積した債務はこの移動の一原因にすぎぬ。アメリカの莫大なる
天然資源、素晴らしい国内消費、不断に展開しつつある繁栄。これらもまた考慮に入れな....
「ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
国家が侵略的野心を抱いていることは、年とともに明かになっている。 第一ロシアは
天然資源が実に豊富だ。資本主義国家が目下苦しんで互にせめぎ合っているのは何か、原....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
持っていないという点だけで一九一七年以来既に一つの輝きであった。今そこは、豊富な
天然資源を百パーセント社会主義生産に活用して、世界唯一つの社会主義国家の威力を資....
「イタリー芸術に在る一つの問題」より 著者:宮本百合子
えさせる少からぬものがここに含まれている。 フランス人にとってアフリカは貴重な
天然資源の植民地であると同時に、十九世紀の初頭からロマンティックな脱出地であった....
「真夏の夜の夢」より 著者:宮本百合子
ロッパの歴史の波が、おのれの歴史的現実として存在している。後進資本主義国であり、
天然資源の貧寒な条件におかれているだけ、一方に世界の帝国主義的な段階の特質をつよ....
「昨今の話題を」より 著者:宮本百合子
する希望は、然しながら、百万長者の子供らだけが親の株で独占することを許されている
天然資源ではないのである。 話はすこし飛んで、東京日日新聞でこの頃毎日東京ハイ....
「幸福の建設」より 著者:宮本百合子
うな矛盾を何とかして解決しなければならないという努力がされておりますが、その国の
天然資源の豊富さ、土地の大きさ、人口の多さ、今までもっていたその国の社会の歴史の....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
れていて、資本主義国家となるためには、辛うじて、繊維軽工業にたよるしかなかった。
天然資源にも乏しい。明治政府の本質というものは封建的な地主と軽工業に基礎を置いた....
「便乗の図絵」より 著者:宮本百合子
よりも、むしろ戦後破滅からの回復が困難であることである。日本のように、自分の国の
天然資源が少い国土では、この点がよそより一層深刻である。 どこの国でも、ほんと....
「インテリの感傷」より 著者:坂口安吾
るというのであろうか。共産主義の理論などは問題とするに足らない。この狭小にして、
天然資源も豊かではない国土と、八千万を越す頭の数を見るだけで、明白なのである。か....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
で、ファシズムの急坂をころがり落ちて行くだけのことだ。 狭小な耕地面積と乏しい
天然資源、おまけに人口は八千万を越して、避妊薬の流行にもかかわらず、一億を越すに....
「もう軍備はいらない」より 著者:坂口安吾
的であろう。 貧乏者の子沢山というが、五反百姓に十八人も子供がいるような日本。
天然資源的に見れば取り代えるオシメにも事欠く程度の素寒貧だし、持てる五反の畑も人....