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「天狗倒し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天狗倒しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
て》のような怖ろしい勢いで、山じゅうの桜を一度に落とそうとするらしかった。鞍馬の天狗倒しがここまで吹き寄せかとも思われて、座敷じゅうの笑い声は俄にやんだ。女たち....
南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
だが最後、迷路八達岐路縦横、再び人里へは出られぬぞよ!」 続いてドッと笑う声が天狗倒しの風のように、物凄じく聞こえてきた。「おっ」と云ったは右近丸で、ピッタリ....
山の人生」より 著者:柳田国男
忘れて、自分たちでみな食ってしまった。そうすると早速山が荒れ出して、その夜は例の天狗倒しといって、大木を伐倒す音が盛んにした。この時も心づいて再び餅を拵えて詫び....