天狗茸[語句情報] » 天狗茸

「天狗茸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天狗茸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ろまん灯籠」より 著者:太宰治
馳走は、蛙《かえる》の焼串《やきぐし》、小さい子供の指を詰めた蝮《まむし》の皮、天狗茸《てんぐだけ》と二十日鼠《はつかねずみ》のしめった鼻と青虫の五臓とで作った....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
な毒茸が真茸顔《まだけがお》をして、人間をたぶらかしていたか知れたものではない。天狗茸《てんぐたけ》、蠅殺茸《はいころしたけ》、虚無僧茸《こむそうたけ》、落葉茸....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
多いぞ」 朱実は、武蔵の籠へ手を入れて、 「だめ! だめ! これは紅茸、これは天狗茸、これも毒茸」 ぽんぽん選り捨ててしまって、 「私の方が、こんなに多い」....