天璋院[語句情報] »
天璋院
「天璋院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天璋院の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
変好かったんだって。いつでもそうおっしゃるの」「へえ元は何だったんです」「何でも
天璋院《てんしょういん》様の御祐筆《ごゆうひつ》の妹の御嫁に行った先《さ》きの御....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
もと公武合体の意見は、当時の老中|安藤対馬なぞのはじめて唱え出したことでもない。
天璋院といえば、当時すでに未亡人であるが、その人を先の将軍の御台所として徳川家に....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
らなかった。半蔵らは江戸の町々に山王社の祭礼の来るころまで待ち、月を越えて将軍が
天璋院や和宮様と共に新たに土木の落成した江戸城西丸へ田安御殿の方から移るころまで....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
藩のお預かりということになったのだね。」 「待ってください。ここに静寛院さまと、
天璋院さまのことも出ています。この静寛院さまとは、和宮さまのことです。お二人とも....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ちに、将軍が亡くなりました。二十四の年に後家さんになった将軍の御台所が、すなわち
天璋院《てんしょういん》であります。
天璋院殿は島津の息女であったけれども、近衛家....