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「天神地祇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天神地祇の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
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神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
して忘るる能わざらしめ、皇室より下|凡民《ぼんみん》に至るまで、いずれも日本国の天神地祇の御裔《みすえ》なりという有難《ありがた》さを言わず説かずに悟らしむるの....
親鸞」より 著者:三木清
とを要しない。「念仏者は無礙の一道なり。そのいはれいかんとならば、信心の行者には天神地祇も敬伏し、魔界外道も障礙することなし。罪悪も業報も感ずることあたはず、諸....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
なり。もとよりその委曲に渉りてこれを論ずれば、韓漢帰化人の後もあるべし。いわゆる天神地祇の裔孫もまたこれなきにあらじ。しかも大体においては右の三者を列挙すべく、....
山の人生」より 著者:柳田国男
』の方では御迎いに出た猿田彦をも、また国つ神と記しております。 令の神祇令には天神地祇という名を存し、地祇は『倭名鈔』のころまで、クニツカミまたはクニツヤシロ....
旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
である。しかるに仏教流通の結果として、はてはかつて獣肉を供物として捧げた筈の我が天神地祇までが、肉食屠殺を忌み給うという思想が一般に流布して、彼らは穢れたもので....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
の叡尊が、興正菩薩と言われたように、特に菩薩号を許されることもある。古くは日本の天神地祇すべて護法善神の列にあるものと考えられていたが、その中にも特に八幡大神や....