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「天禄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天禄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
だって祷った。 「わたしは万里の遠方から来て、ここに仕官の身の上である。もし私に天禄があるならば、死ぬことはあるまい。天禄がなければ、あえて死を恐るるものではな....
三国志」より 著者:吉川英治
を追っぱらうことだ。その後には、正しい税と食物とが収穫される。それは掠奪でない。天禄だ。 するとある日。 「張将軍、張将軍。馬がたくさん通りますぞ、馬が」 ....
三国志」より 著者:吉川英治
が、その人がこういったことがある。 「孫家の兄弟は、いずれも才能はあるが、どれも天禄を完うして終ることができまい。ただ末弟の孫仲謀だけは異相である。おそらく孫家....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、あまり心を労しすぎるせいだったの。食はたのしんで喰べねば意味がない。食はすべて天禄だ。よも碗の中にまで北条は居るまい」 そんな戯れさえいったが、 「しかし、....