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「天福〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天福の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
る。伝説に依ると、水内郡荻原に、伊藤|豊前守忠縄というものがあって、後堀河天皇の天福元年(四条天皇の元年で、北条|泰時執権の時)にこの山へ上って穀食を絶ち、何の....
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
兼安|鍛《きた》えるところの女髪剣。鮫は朝鮮の一の切れ、目貫は金で断の一字、銘を天福輪《てんぷくりん》と切った稀代《きだい》の剛刀――ぐいと、背後《うしろ》ざま....
十二支考」より 著者:南方熊楠
少年姿の秘部を検したから「ちょいと捲《まく》り云々」と唄うたものだ。『明月記』に天福元年十一月御法事の夜僧房の童が女の姿で堂上に昇り、大番武士に搦《から》めらる....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
地を補陀洛渡海の解纜《かいらん》地としたのである。 鎌倉幕府の記録である吾妻鏡天福元年五月二十七日の条には、聴くも憐《あわ》れな補陀洛渡海の事件が載せてある。....
法然行伝」より 著者:中里介山
十二 法然が亡くなってから、順徳院の建保年間、後堀川院の貞応嘉禄年間、四条院の天福延応年間などたびたび一向専修の宗旨を停止《ちょうじ》の勅命を下されたけれども....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
進するようにとの勅命を蒙った。この年の末御譲位、四条幼帝即位される。一年を隔て、天福二年六月三日に一千四百九十八首の自筆の本を奉って仮奏覧を行ったが、その後引き....