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「天竺木綿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

天竺木綿の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
暗黒公使」より 著者:夢野久作
寝台が一つと、押入れと、台所と戸棚が附いている。寝台の上の寝具は洗い晒した金巾と天竺木綿で、戸棚の中には小桶とフライパン、その他の台所用具が二つ三つきちんと並ん....
台川」より 著者:宮沢賢治
となしい新らしい白、緑《みどり》の中だから、そして外光の中だから大へんいいんだ。天竺木綿《てんじくもめん》、その菓子《かし》の包《つつ》みは置《お》いて行っても....
春泥」より 著者:久保田万太郎
丁寧にあたまを下げて引下った。 あくる日、かれは、いわれた通りの飛白の筒っぽ、天竺木綿の兵児帯……勿論それに汚れくさった手拭を下げることをかれは忘れなかった…....