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天賦人権
「天賦人権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天賦人権の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
法理の上より君主政体の正しきを説き、共和主義の臭味を排斥せんと試みたり、彼かつて
天賦人権論を説きて世の純理民権説に反対したり。しかれどもこの論派は経済論派に比す....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
夢でしかないが、それほど彼の心はまだ暗かった。幾多の欠陥の社会に伏在すればこそ、
天賦人権の新説も頭を持ち上げ、ヨーロッパ人の中に生まれた自由の理も喧伝せられ、民....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ーンの学説を縦横無尽に駁撃し、万世不易の真理とまで信ぜられていた自然法主義および
天賦人権説に対《むか》って反対の第一矢を放ったる耳新しき実利主義と、この卓抜なる....
「文学における今日の日本的なるもの」より 著者:宮本百合子
獄したこともある。馬場辰猪は、明治四年頃ロンドンで法律を学び、自由党解散の前年「
天賦人権論」を著し、獄中生活の後、渡米してフィラデルフィアで客死した。 自由党....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
子(のち福田英子『妾の半生涯』改造文庫)などがその政談演説の中で主張したのは、「
天賦人権自由平等の説」と「女子古来の陋習を破る」べきことであった。 当時の婦人....