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天鼓
「天鼓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
天鼓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「インドラの網」より 著者:宮沢賢治
ときしずかに斯う云いました。まことに空のインドラの網のむこう、数しらず鳴りわたる
天鼓《てんこ》のかなたに空一ぱいの不思議《ふしぎ》な大きな蒼い孔雀が宝石製《ほう....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
々と雲の上に行し後には白薔薇香薫じて吉兵衛を初め一村の老幼|芽出度とさゞめく声は
天鼓を撃つ如く、七蔵がゆがみたる耳を貫けば是も我慢の角を落して黒山の鬼窟を出、発....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
の相を象耳に、火焔の色を大青宝色に、火の香気を優鉢羅《うばら》華香に、火の音を、
天鼓になさしめ給え。南無大日如来、お力をもって、金翅難羅竜を召し、火天焔魔王、七....
「三国志」より 著者:吉川英治
、鬼賊を誅せずんば、天下知るべきのみ。 太守劉焉、遂に、子民の泣哭に奮って討伐の
天鼓を鳴らさんとす。故に、隠れたる草廬の君子、野に潜むの義人、旗下に参ぜよ。 欣....