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「太傅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

太傅の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
報ずるものにや。暇多い人の実験を俟《ま》つ。『世説新語《せせつしんご》補』四に賀太傅呉郡の大守と為《な》りて初め門を出でず、呉中の諸強族これを軽んじ、すなわち府....
三国志」より 著者:吉川英治
蹴って、袁紹が出て行ってしまうと、董卓は、やにわに、客席の一方を強くさして、 「太傅袁隗! 袁隗をこれへ引っ張ってこい」 と、左右の武士に命じた。 袁隗はま....
三国志」より 著者:吉川英治
な勢力も徳望もありますから」 「袁紹の叔父、袁隗は、まだ洛陽の府内にいたな」 「太傅の官にあります」 「物騒千万だ。この上、もし内応でもされたら、洛陽はたちまち....
三国志」より 著者:吉川英治
挙げられた。 同時に、嫡子|劉禅の王太子たるべき旨も宣せられた。 許靖をその太傅とし、法正は尚書令に任ぜられた。 軍師孔明は、依然、すべての兵務を総督し、....
三国志」より 著者:吉川英治
びになられたがよいでしょう」 孔明はすぐ退がった。 そして中門廊まで来ると、太傅の許靖が、彼方から色を変えて急いでくる。彼は呼び止めて、 「太傅、何事かある....
三国志」より 著者:吉川英治
の大将をお代えあっても、それはいよいよ敵をして図に乗らせるばかりでありましょう」太傅鍾※は、否と、反対して、 「――彼ヲ知リ、己ヲ知ルトキハ百度戦ッテ百度勝ツ―....