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太吉
「太吉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
太吉の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
も面白くないので、やけくそに大めしをくらって、ごろりと寝ころび、出入りの植木屋の
太吉爺を呼んで、美作の国の七不思議を語らせ、それはもう五十ぺんも聞いているので、....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
うんざり鬢の侠が一人、これが前へ立って、コトン、コトンと棒を突く。 「や、これ、
太吉さん、」 と差配様声を掛ける。中の青月代が、提灯を持替えて、 「はい、はい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ころを聞いていると、いま袋叩きに会っている大兵の関取は、この一行の東の大関、島川
太吉というので、かねて大勢に憎まれている鬱積が、何かの機会でここに爆発し、三十余....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ソ(佐佐木信綱)。キヨクアカリコソ(武田祐吉・佐佐木信綱)。マサヤケミコソ(品田
太吉)。サヤケカリコソ(三矢重松・斎藤茂吉・森本治吉)。キヨラケクコソ(松岡静雄....
「木曽の旅人」より 著者:岡本綺堂
でした。あれはどういうわけですかね。」 かれは重兵衛という男で、そのころ六つの
太吉という男の児と二人ぎりで、木曽の山奥の杣小屋にさびしく暮らしていました。そこ....
「影」より 著者:岡本綺堂
登場人物――重兵衛。
太吉。おつや。旅人。巡査。青年甲、乙。 現代。秋の夜。 相模国、石橋山の古戦場に....
「からすとかがし」より 著者:小川未明
太吉じいさんは、百|姓が、かさをかぶって、手に弓を持って立っている、かがしをつく....