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太湖石
「太湖石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
太湖石の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三つの悲憤」より 著者:豊島与志雄
らふらと歩きだしました。 土塀の小門をくぐって来ると、広い中庭で、池を中心に、
太湖石が奇怪な形につみ重ねてあります。 「お嬢さん……素英さん……。」 阮東は....
「碑文」より 著者:豊島与志雄
い。日数はどれだけかかってもよろしい。」 広庭には粗らな木の植込の中に、※牙な
太湖石がさまざまに積み重ねられていまして、奇体な雲形を至る所に現出し、或は仙人を....
「白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
恍惚さのなかで、微笑を自然に浮べました。 召使の者が紫檀の茶盆を運んで、大きな
太湖石の蔭から出てくるのが、見られました。柳秋雲は急に、その方へ駆け出してゆき、....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
ごみごみとした通りをすぎると、ちょっとした富豪の家があって、中へはいると庭には
太湖石が置いてあって、樹木がつくってある。それを出ると青天井の便所があったりする....