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太鼓打
「太鼓打〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
太鼓打の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
。進退の合図は太鼓で、これは子供の受持で、藩士の伜などが稽古して打った。私もこの
太鼓打になりたいと思って父に願ったが、あんな事はするものでないといって許してくれ....
「イワンの馬鹿」より 著者:菊池寛
麦束がバラバラに解けて落ちたかと思うと、藁がのこらず兵隊になって、ラッパ吹きや、
太鼓打ちまでそろっていました。こうして一隊すっかり出来上りました。 イワンは面....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
郎。妻ミツ。倅参次三歳。上乗又吉。笛吹。当松。妻ロク。娘アキ六歳。倅国太郎二歳。
太鼓打。正一。妻ボン。倅馬吉当歳。 手妻。柳川蝶八。手妻。同人妻金蝶。娘ラク三....
「昨日・今日・明日」より 著者:織田作之助
楽的情熱を満足させるために、鼻血が出るまで打ち続けるのであった。 そして、この
太鼓打ちの運動で腹の工合が良くなるのか、彼は馬のようにくらった。鯨のように飲んだ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、夏の初めから行方知れず、ぜひなく、知り人の仮面師の手づるで、住吉の楽座へ入り、
太鼓打ちなどしておりましたが」 「むむ」 「良人の養家、伊賀の小馬田の領主、服部....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
器を持ってきて、高時の陣座のうしろに、一ト屯を作っていた諸職の雑人――あの笛師、
太鼓打ち、仏師、鋳物師、塗師、仮面打ち、染革師などの工匠や遊芸人たちだった。 「....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
上は着、二あゐの衣なり。左の肩にかけて、いささか一曲舞ひて罷かン出ぬ。右の大臣、
太鼓打ち給ふ…… 「ああ、夢よ」 顕家は目醒めた。 しかし、太鼓は夢でない。....