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「夫々〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夫々の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
国の人種をあつめつくしている観があります。やがてこの飛行島の工事がおわり、彼等が夫々故国にかえった暁にはどうなりましょうか。この飛行島の秘密は、いやでも洩れてし....
」より 著者:織田作之助
師たちは、軽部の死位で枯涸されなかったお君の生命感に想いをいたし、腹の中でそっと夫々の妻の顔を想い浮べて、何か頼り無い気持になるのだった。校長はお君の拍手に満悦....
恭三の父」より 著者:加能作次郎
し毎日毎日単調無味な生活に苦しんで居た。仕事といえば昼寝と日に一度海に入るのと、夫々故郷へ帰って居る友達へ手紙を書くのと、こうして夕飯後に村を一周して来ることで....
二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
ファッシズムが一部の人を牽引する秘訣なのである。それ自身異なる目的を抱くものが、夫々の希望をファッシズムに投影して、自己満足に陶酔しているのである。只管に現状打....
偽刑事」より 著者:川田功
みを運んで居る様であった。彼以外の人々は、此女に少しも注意を払って居ないらしく、夫々自分等の行く可き方向へ足を急がせた。併し電車や自動車などは彼女の為めに道を開....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
の近くに坐した。秀吉は縁に近く、池田武蔵入道|勝入、丹羽五郎|左衛門尉長秀等以下夫々の座に着いた。広間の庭は、織田家の侍八百人余り、勝家の供侍三百余と共に、物々....
島原の乱」より 著者:菊池寛
より北へ、松倉勢は北岡口浜の手辺に、有馬勢はその中間に、立花勢は松倉勢の後方近く夫々に布陣した。十二月十九日寄手|鬨の声を揚げると城中からも同じく声を合せて、少....
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
の第三旅団は山鹿口を、大山巖少将の第二旅団と別働隊、野津少将の第一旅団は田原口を夫々攻撃することになり、参軍山県中将も本営を高瀬に進めた。十四日の午前六時、号砲....
長篠合戦」より 著者:菊池寛
秀隆を従えて、矢部村勅養寺附近の天神山に、次男北畠信雄は稲葉一徹属して御堂山に、夫々陣を布いた。更に川上村茶臼山には、佐久間|右衛門尉信盛、池田庄三郎信輝、滝川....
血の文字」より 著者:黒岩涙香
れたる者にして処々に肉さえ露出たれば痛みは左こそと察せらる、頓て余が其傷を洗いて夫々の手術を施し終れば目科は厚く礼を述べ「いや是くらいの怪我で逃れたのは未しもで....
無惨」より 著者:黒岩涙香
うのです実に雲を握む様な話しさ、でも先差当り牛込と浅草とを目差して先ず牛込へ行き夫々探りを入て置て直又車で浅草へ引返しました、何うも汗水垢に成て働きましたぜ、車....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
余を呼び附けて一切買い受けの任を引き受けろと云われた。余は早速家屋会社へ掛け合い夫々《それぞれ》の運びを附けた。 素より叔父が買い度いと云うのは不思議で無い、....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
援刑事が到着するのを千秋の思いで待ちかねていた石子は、彼等の姿が見えると、すぐに夫々手配りをして、竹内写真館の入口のドアを押して中へ這入った。流石に異様な緊張の....
肝臓先生」より 著者:坂口安吾
書中、左記患者に対し頭書の通り葡萄糖注射を行われあるも、右注射使用の理由具体的に夫々御回答|煩度及照会候也 記 ┏━━━━━┯━━━━━━┯━....
ちかごろの酒の話」より 著者:坂口安吾
ろひの中央公論の人たちなどからカストリ飲んで大丈夫ですか、ときかれるたびに、大丈夫々々々、東京新聞から死人のでないうちは大丈夫、そしたら私も気をつける。まつたく....