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失速
「失速〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
失速の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三重宙返りの記」より 著者:海野十三
った。機はぐんぐん垂直に上昇していって、その頂上で、エンジンははたと停り、そして
失速する。からだが、空中にぴたりと停った。まるで空中に腰掛があって、その上に、ふ....
「新春・日本の空を飛ぶ」より 著者:坂口安吾
回しているから、フワッと沈むエレベーターのショックが間断なく続き、その激しい時は
失速して落ちそうなショックをうける。飛上して三分目に、すでに吐き気に苦しむ。東京....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
るというのが無理なんだね。エレベーターの沈下するショックが間断なくつづき、今にも
失速して落ちるかと思うこと頻りである。大阪まで一時間で飛ぶ飛行機が、わざわざ二十....
「旅客機事件」より 著者:大庭武年
間には練習機はじゃれつくように急昇騰して、旅客機の背中をすれすれに飛ぶと、すいと
失速旋回をして、見る間に百米も後方に、吹き飛ばされたように流れ去って行った。 「....