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失錯
「失錯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
失錯の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
國屋は碁は好《すき》だそうだな」 友「へえ私《わたくし》は碁で十六|度《たび》
失錯《しくじり》ました」 蟠「大層
失錯りましたね」 友「御膳より好で、目の先....
「阿部一族」より 著者:森鴎外
近《そばちか》く使っていた。酒が好きで、別人なら無礼のお咎《とが》めもありそうな
失錯《しっさく》をしたことがあるのに、忠利は「あれは長十郎がしたのではない、酒が....
「黴」より 著者:徳田秋声
い耳に挟んだ。 「お前も何だぞえ、そういつもぶらぶらしていないで、また前のような
失錯のないうちに田舎へでも行って体を固めた方がいいぞえ。」 そこのお婆さんは顔....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
「ヘイ、これは殿様どうしてこゝへ、私がこんなに喧嘩をしたのを御覧遊ばして、又私が
失錯るのですかなア」 飯「相川の方も用事が済んだから立帰って来たところ、此の騒ぎ....
「田舎」より 著者:プレヴォーマルセル
ます。わたくしはただ平和が得たいばかりに、自己の個人性を全滅させました。それが大
失錯で、夫の要求は次第に大きくなるばかりでございます。今日のところでは、わたくし....
「辻馬車」より 著者:森鴎外
って来ましょう」とおっしゃいました。あれはまずうございましたのね。あれがあなたの
失錯の第一歩でございましたわ。 男。なぜですか。 貴夫人。お分かりになりませんの....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ゃるでしょう。しかしそれでは足りません。自ら辞職するのはまだ名誉なことです。私は
失錯をしたのです。罰せらるべきです。私は放逐せられなければいけないのです。」
....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
と云って渡すんだもの仕様がねえじゃねえか、このどじさをよ」 仁「そうサ、小平兄い
失錯遣っちゃアいけねえぜ、何しろ此処には長くは居られねえから、是から信州路へ掛る....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ら、お詫が※って、
お赦免になるでございましょう。
帝
いや。思い掛けぬ
失錯を教えられて恐懼に堪えぬ。
寄附の地所の境界は、お前勝手に極めてくれい。
....