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夷俘
「夷俘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夷俘の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
国史地理学上、本邦の種族調査の一部として、さきに「
夷俘・俘囚の考」と「東人考」とを発表したる余輩の研究は、ここに中世において武士を....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
伯宿禰の家を起したからとてあえて不思議はないのである。しかしながら平安朝において
夷俘の長と指定されたものは、その国の
夷俘中の人望あるものであった。『日本後紀』弘....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
を鎮定するをえた程の大事件であったが、しかもその直接の原因は、呰麻呂の出身がもと
夷俘であったが為に、心なき牡鹿郡の大領|道島大楯が、常にこれを遇するに
夷俘を以て....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
。由来、奥羽地方はもと夷の地であって、特に出羽でも仙北三郡の地方は、比較的後まで
夷俘や俘囚の残存した場所であったから、かの「大宝令」の規定に見ゆるがごとく、人居....