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奇を衒う
「奇を衒う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
あらためてつく/″\と其花を眺めた。晩桜と云っても、普賢の豊麗でなく、墨染欝金の
奇を衒うでもなく、若々しく清々しい美しい一重の桜である。次郎さんの魂が花に咲いた....
「夏目先生の追憶」より 著者:和辻哲郎
思わせるばかりで、世間の名誉にはならない。 先生の博士問題のごときも、これを「
奇を衒う」として非難するのは、あまりに自己の卑しい心事をもって他を忖度し過ぎると....