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「奇兵隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奇兵隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
るに就いて、維新当時の史劇を書いてくれと云った。私は承知してすぐに「維新前後」(奇兵隊と白虎隊)六幕を書いた。前の奇兵隊の方は現存の関係者が多いので、すこぶる執....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
もわたった。一昨日は井伊、榊原の軍勢が芸州口から広島へ退いたとか、昨日は長州方の奇兵隊が石州口の浜田にあらわれたとか、そういうことを伝え聞く空気の中にあって、た....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
知のできぬ奴もあるはずじゃ」 「左様」 「例の高杉|晋作《しんさく》がこしらえた奇兵隊というのがある、あの辺のところが黙って引込んではいまいよ」 「なるほど」 ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
そこで、関ヶ原では、驍名《ぎょうめい》を轟《とどろ》かした井伊の赤備えなんぞも、奇兵隊のボロ服にかかってさんざんなものさ。今時の甲冑は飾り物に過ぎないが、源平時....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
とを期待している、君でも行けば、この際、大いに歓迎するだろう」 「なかなか」 「奇兵隊を率ゆる高杉晋作なども、まんざら知らぬ面でもあるまいから、訪ねて行ったら面....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の夜の旅はきつい。打見たところでは、有力な公武合体の保証があるというわけでなし、奇兵隊、新撰組の後ろだてがついているというわけでもないが、こういう人柄に限り、後....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
うと思われた。 彰義隊と白虎隊では佐幕党ばかりで取合わせが悪いので、前に長州の奇兵隊をかき、後に会津の白虎隊を書いて「維新前後」という題にしてはどうだと言って....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
に因んだものかもしれない。 周防石城山神籠石周辺地図 神護寺は維新前に一度第二奇兵隊の拠るところとなった。その後神仏分離の際に他に移され、後に大野村の松蓮寺と....