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「奇効〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奇効の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斜陽」より 著者:太宰治
、そうして、所謂その強い注射をしてお帰りになられた。 けれども、その強い注射が奇効を奏したのか、その日のお昼すぎに、お母さまのお顔が真赤になって、そうしてお汗....
十二支考」より 著者:南方熊楠
み、他の飲食なしに乗り続け得(ユールの『マルコ・ポロ』初版一巻二二九頁)。こんな奇効ある故か、道家に尹喜《いんき》穀を避けて三日一たび米粥を食い白馬血を啜《すす....
三国志」より 著者:吉川英治
水の退くように、即時、※州へ引揚げてしまった。 偶然だが、玄徳の一文がよくこの奇効を奏したので、城兵の随喜はいうまでもなく、老太守の陶謙はふたたび、 「ぜひ自....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
、予備は少し。 三、最初の衝撃を最も猛烈に行なう。 四、偶然に支配せらるる事多く奇効を奏するに便なり。 第二線決戦主義 一、将帥は会戦経過を見て決戦の方針を....
大岡越前」より 著者:吉川英治
た。お袖がまだ五ツの年、大病して、医者にも見離された折、その病の薬には、燕がよく奇効を奏すと人から教えられ、吹矢で燕を射たことが発覚し、あいにくその日が、将軍家....