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「奇襲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

奇襲の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ず、フランスに対しても極めて強力に決戦戦争を強制した。ソ連に対しては開戦当初の大奇襲によって肝心の緒戦に大成功を収めながら、そう簡単には行かない状況にある。また....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
以て固め、更にその五キロの外輪を、二百隻の駆逐艦隊を配置し、別に八十隻の潜水艦を奇襲隊として引率し、又此の輪形陣の上空六千メートルの高度に於て、メーコン、ラオコ....
蠅男」より 著者:海野十三
居た帆村探偵とあの激しい死闘を交えるに至ったものであった。 しかし折角の帆村の奇襲作戦も蠅男の超人的腕力に遭ってはどうすることも出来ず、遂に闇の中に空しく長蛇....
海底大陸」より 著者:海野十三
ない」 と、ラスキン大尉の声は悲壮だった。 「海賊船は、わが戦隊のもっていない奇襲兵器でもって攻撃してきた。このままではだめだ。われわれは敵をあなどりすぎてい....
川中島合戦」より 著者:菊池寛
山の背後に廻り、一は川中島に邀撃の計画であることが分ったので、我先ず先んじて出で奇襲を試みようと決心した。謙信の得意思うべしである。このことを期しての二十四日の....
四条畷の戦」より 著者:菊池寛
得策であるのは、明瞭であるから、正行は敢て東条に退いて自重せず、速戦速決で得意の奇襲に出でたと解す可きだろう。時|恰も鎮西に於ける官軍の活動も活溌であった。正行....
超人間X号」より 著者:海野十三
をはじめたとなると、これはどんな武器を持って襲撃してくるか。多勢に無勢、はじめの奇襲《きしゅう》こそ成功したが、正面からの戦争となると、なんといってもこちらは不....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
ウム元帥と、十数名の優秀なる幕僚たちを、殺害してしまったのである。アカグマ国側の奇襲は大成功をおさめ、それに反してキンギン国側は、大犠牲を払ったのである。 ....
怪塔王」より 著者:海野十三
」 と帆村は、怪塔王が放ったいたい言葉に、思わず呻きました。 ああなんという奇襲のおどかし文句でしょう。たしかに怪塔王の一言は、帆村の心臓をぷすりとさしとお....
梟雄」より 著者:坂口安吾
攻めこんだ。稲葉城下まで押し寄せて町を焼き払ったまではよかったが、夕方突然道三の奇襲を受けて総くずれになり、五千の屍体をのこして、わずかに尾張へ逃げ戻ったのであ....
中庸」より 著者:坂口安吾
。しかるに余の退席後、奇怪な決議が行われたらしい。 次の日曜日に大工が小学校を奇襲して、職員室と宿直室の根太をはいだ。これを一部に当てて教室に床を張ったが、そ....
決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
て、春日山城を発す。 余の率いし兵一万三千なお二万の留守兵を春日山に残して敵の奇襲に備えしめた。 およそ戦は兵力の大に頼るべからざるものだ。各人それぞれバイ....
織田信長」より 著者:坂口安吾
あり、義元は主力を田楽狭間にあつめて、勝ち祝の謡をうなっていた。 信長はそこを奇襲した。今川義元は味方がケンカをはじめて同志討ちをしているのかと思っているうち....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
行であり芸術だ。それぐらいアロハは大きい。 フジタが河童アタマでモンマルトルの奇襲作戦に成功をおさめても、モンマルトルが河童アタマになったわけではないのである....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
たること三、四日行程に至る時は更に新倉庫を設備してその充実を待たねばならぬ。敵の奇襲に対し倉庫の掩護は容易ならぬ大問題であった。 4、道路及び要塞 欧州道路....